2026.8.17
就労継続支援B型事業所「あしたも」 西久保 洋気さん
就労継続支援B型事業所「あしたも」では、お弁当づくりやビーズ雑貨制作などを通して、障がいのある方一人ひとりが自分らしく働ける環境づくりに取り組んでいます。手づくりのお弁当は店舗販売のほか、企業や「ゆぽっぽ」「さくらの里」などにも届けられ、地域に親しまれています。管理者の西久保洋気さんは、作業療法士としての経験を生かしながら、障がいのある方とともに成長する毎日を送っています。「ここに来てよかった」。その言葉を励みに、地域に必要とされる事業所を目指しています。

作業療法士から、新たな挑戦へ
宮崎市出身の西久保さんは、以前は鹿児島県志布志市で作業療法士として働いていました。患者さん一人ひとりと向き合う日々を送る中で、「もっと自分らしい支援ができる場所をつくりたい」という思いが芽生えたそうです。その頃、友人と将来について話す機会が増え、「一緒に新しいことへ挑戦してみよう」という話になったことが独立のきっかけでした。
2025年1月、「あしたも」の立ち上げに携わり、新たな一歩を踏み出します。
「人と関わることが好きなんです。」
その言葉どおり、利用者の方と一緒に過ごす毎日は、新しい発見の連続。
「毎日勉強になりますし、本当に楽しいですね。」
支援する側というより、一緒に成長していく仲間として向き合うことを大切にしています。

一緒につくる、お弁当と自信
西久保さんの一日は、朝4時30分のお弁当の仕込みから始まります。
実は、お弁当の味づくりは、中華料理店で学んだ経験が生かされています。人気メニューは、ジューシーな唐揚げや本格的な麻婆豆腐。毎日80〜100個のお弁当を製造し、店舗で販売するほか、「ゆぽっぽ」や「さくらの里」、地域の企業などへも配達しています。8時には利用者を迎えに行き、その後は一緒にお弁当づくりを開始。店舗での販売も利用者の方が担当し、西久保さんはそばで見守りながらサポートしています。また、お弁当づくりだけでなく、ビーズ雑貨制作など、一人ひとりの「好き」や「得意」を生かせる活動も大切にしています。「できることを増やすことも大切ですが、まずは楽しく通ってもらいたい。」その想いが、「ここに来てよかった」という利用者の言葉につながっています。

地域の受け皿となる場所を目指して
西久保さんが目指しているのは、利用者が安心して通い、自分らしく働ける場所をつくることです。
「ここでは、一人ひとりが無理をせず、自分のペースで成長してほしいと思っています。」そのために、日々のコミュニケーションを何より大切にしています。そして、もう一つ大切にしている想いがあります。
「この地域のためにも、受け皿になれる場所をつくりたい。」
働く場所を必要としている人が安心して一歩を踏み出せるよう、事業所としてさらに成長していきたいと考えています。
「今後は、自分が関わる人たちの力になっていきたい。」
利用者の方はもちろん、その家族や地域にとっても、頼れる存在でありたい。
「あしたも」という名前のように、"明日も行きたい"と思える場所を目指して。
西久保さんは今日も、一人ひとりに寄り添いながら、地域とともに歩み続けています。
就労継続支援B型事業所「あしたも」
都城市山田町中霧島2939-1
0986-77-9075