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都城で働く人々

2025.12.04

受け継いだ技を未来へ。都城の弓づくりを守る若き後継者。

有限会社横山黎明弓製作所 横山 慶太郎さん

経済産業大臣指定伝統的工芸品である「都城大弓」。その歴史を受け継ぐ横山黎明弓製作所の代表・横山慶太郎さんは、36歳という若さで家業の舵をとっています。東京の大学を卒業後、海外ワーホリを経て24歳で弓の世界へ。マニュアルのない“口伝”で技を学び、今も日々研鑽を続けています。「都城の弓づくりを未来につなぎたい」。その思いを胸に、伝統と革新の両方を見つめる職人です。



 


歴代が紡いできた技。若き当主の新たな挑戦


横山黎明弓製作所は、都城でも歴史のある弓の製作所。その家に生まれ育った横山慶太郎さんは、幼い頃から弓のある環境で育ちました。
東京の大学を卒業後、一度は世界へ視野を広げたいとワーキングホリデーでオーストラリアへ渡航。異文化での生活は価値観を変え、「都城で受け継いできた家業の意味」を深く考えるきっかけになったと言います。
24歳で家業に戻り、本格的に弓製作の道へ。ただ、そこにあったのは“マニュアルがない世界”。弓づくりはすべて口伝で伝えられ、手の動きや感覚を実際に見て、触って、盗んで覚えていくしかありません。
「弓の世界は奥が深く、終わりがない。だからこそ面白い」
歴代が積み重ねてきた技術を守りつつ、自分なりの工夫も取り入れながら、一本一本に誠実に向き合い続けています。



 


伝統を守りながら、未来を開く弓づくり


横山さんが担うのは、ただ弓を“作る”だけではありません。
「どうすれば、伝統と現代のニーズが両立できるか」
「これからの時代に、都城の弓づくりをどう残していくか」
そんな問いを常に自分へ投げかけながら、製作に向き合っています。
口伝で受け継ぐ技術は、時代が変わっても簡単に効率化できない繊細な工程ばかり。だからこそ手を抜けないし、職人としての誇りがあると語ります。
また、奥さんがこの仕事を深く理解し、支えてくれていることも大きな力に。「弓づくりは特殊な世界。でも家族が理解してくれるからこそ、実直に続けられる」と話します。
都城は弓の産地として全国的に知られていますが、その担い手は多くありません。横山さんは、「都城ならではの伝統産業を、誇りをもって次の時代へつなぎたい。」と使命感を強めています。
昔ながらの技を次世代へつなぐ責任を胸に、一本の弓が完成するまで、静かで力強い時間を積み重ねています。



都城の伝統産業を、もっと盛り上げたい


横山さんの目標は、「都城の弓づくりをもっと多くの人に知ってもらうこと」。
都城は畜産や焼酎のイメージが強い地域ですが、弓製作も全国に誇る歴史ある産業です。しかし、一般の人にとってその存在はまだ身近とは言えません。
「弓づくりは特殊な仕事だけど、都城の誇れる産業のひとつ。もっと地域の子どもたちや若い人たちにも知ってほしいし、興味を持つきっかけを作りたい」
そう語る横山さんは、展示会や地域イベントへの参加、製作過程の発信など、伝統を“未来に見せる活動”も続けています。
また、弓を買う人の多くは弓道を真剣に続ける学生や社会人。1本の弓が誰かの競技人生を支えることを意識し、製作には妥協を許しません。
「都城の弓で勝ってほしい。そのために最高の一本を届けたい」
その想いが手仕事を通して紡がれ、地域の誇りへとつながっていきます。 横山さんは、伝統のバトンを受け継ぐだけでなく、未来へ向けた新しい一歩を静かに、そして力強く踏み出しています。


 


 


有限会社横山黎明弓製作所


都城市妻ヶ丘町8街区14号


https://yokoyama-reimei.com/


 


 

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